産後1ヵ月を過ぎて、そろそろ外出をしていいし、疲れがたまってきた頃。
ご近所の方から「助産師のりんご先生の人柄がとにかく最高!」と教えてもらって、産後ケアを受けることにしました。
初めての日、私もムスコも慣れない外出に緊張して訪問すると、ドアを開けた瞬間、満面の笑みのスタッフ・コマキさんが迎え入れてくれました。
りんご助産院産後ケアではおなじみの「りんごノート」。
まずノートを渡されて赤ちゃんの体重や、その日に相談したい悩み・質問を書き、ノートに貼るための記念写真をパシャッ。
他に産後ケアを受けるお母さんと談笑を楽しみつつ、自分の子供とは違う月齢の赤ちゃんを見て、こんなことができるのか!と驚いたり、泣いててもかわいい…(うっとり)と癒されたり。
休憩する個室でくつろいでいると、りんご先生がドアを小さく「こんこん」。
今のママの心身のコンディションを聞いてもらいながら、おっぱいマッサージを受けた後、りんご先生への相談タイム。
授乳がうまくできない、お乳とミルクの量はどれくらいがいいのか分からない、ぐずった時の対処法などなど。
聞きたかった質問をぶわっとする私に、「うんうん」と頷きながら、一つ一つ丁寧に応えて下さるりんご先生。
あっという間に時間が過ぎてランチタイム。
赤ちゃんを預かってもらい、彩り豊かで栄養バランスばっちりの食事に舌鼓。
一人でゆっくり食べるごはん、何時ぶりだろう。
その後は、これまた久しぶりのマッサージで身も心もほぐされました。
ほっこりしながら、ムスコを迎えに行くとドアの向こうから、明るい笑い声。
コロナ禍で人と会えない期間が続く中、「あったかい空間がここにはあるんだ」とすごくほっとしたのを覚えています。
ドアを開けると、ムスコもニコニコ嬉しそう。
自分の子供のように大事にケアしてもらい、「ここなら安心して任せられる」と思いました。
「あぁ、良い一日だったなぁ」と、部屋でムスコとゴロゴロしていると、再び、小さく「こんこん」とりんご先生。
「午前中の説明の補足があるんですけど…」と、人形や小道具を片手に、授乳方法や注意点をめちゃくちゃ分かりやすく教えてくださいました。
分からないことは、仕組みが何かから説明して、明日からでもできる簡単な方法で悩みを解決してくださる姿勢。
「ママの悩みに寄り添いたい」、その熱意がしっかり伝わってきました。
そんなこんなで初回から心を鷲掴みにされた私は、その後も産後ケアに通わせてもらい、気がつけば生後から半年が経って卒業となりました。
初めての子育てで分からないことだらけだった私にとってりんご助産院は、本当に心強い存在でした。
おかげ様で、心に余裕をもって子育てを楽しめています。
りんご先生、コマキさん、ハルナさん。
思い出の詰まった「りんごノート」、大切にします。
楽しい時間をありがとうございました。