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どうしてこの助産院には人が集まるのか?

私がりんご助産院に悲痛なメールを送ったのは産後2か月半ぐらいたった頃でした。

産後すぐにおっぱいがカチカチに張ってしまい、帝王切開の傷も癒えず超高齢出産という事もあり体はボロボロでとても外出できるような状況ではなかったので、最初は訪問してくれる助産師さんにマッサージをしてもらっていました。

 

そのマッサージは拷問レベルの痛さでしたが、とにかく良くなるために8回ほど耐えに耐えました。

母乳育児に関しては「あなたはとてもよく出ている方だからミルクは与えなくて大丈夫。ミルクをあげすぎると母乳が出なくなるから気を付けて。」と言われ、私も完全母乳希望だったのでアドバイスに沿って授乳していました。

 

そして1か月健診を迎えようとする頃、その助産師さんの手持ちのばね秤で娘の体重を量ったところ、助産師さんの顔が少し曇り「体重があんまり増えてないみたいだから健診までミルクの量を増やそうか。ひょっとしたら指導が入るかも知れないけど、担当の先生によれば助産師さんが付いてるなら大丈夫って言ってくれる場合もあるからね。」と言われました。

健診までミルクの量を増やす…?指導って何?疑問が色々残りましたが、他に聞ける人もおらず指示に従うことにしました。

 

そして迎えた1か月健診の日。ドクターから体重緩慢のハンコを押され、病院の助産師さんの指導を受けるようにと別室に案内されました。そこでは今与えるべきミルクの量を今思えば非常に明確な計算方法で算出して提示してくれたのですが、それは今までの倍以上の量でした。完母ノイローゼのようになっていた当時の私はそれがショックで、私には助産師さんが付いていてその人に大丈夫と言われているからと伝えるものの、「その方は開業までされているから恐らく知識や経験も私なんかよりも豊富なのかも知れません。でも娘さんが健全に発育するために病院勤務の助産師としてはこうしてくださいとしか言えません。」と一歩も譲らず、私は一体誰を信じたらいいのか分からなくなってしまいました。

 

それからは一日のほとんどの時間をネット検索に頼るも結局何も答えは見い出せず…という日々が続き次第に心を病んでいきました。

出産前から、退院後はおっぱいトラブルで助産院にお世話になる可能性があるかもと調べていたのでりんご助産院の存在は知っていました。車で30分ほどの距離なので通うのは厳しいなと思っていましたが、ホームページや口コミの評判がやたら良く、気にはなっていました。

 

でもあまりに皆が絶賛のコメントを残すので疑心暗鬼になっていた私はすぐには連絡が取れずにいましたが、検索魔になっていても何の解決にもならなかったので、一念発起して今までの経緯と今の自分の思いを託したメールをりんご助産院に送ったのです。すると、なんとタイミングの悪い事でしょう!院長は遅い夏休みでまさかの海外旅行中(2018年10月のブログをチェック!)で、秘書のエミリーさんからの返事が届きました。秘書?誰やねん…と思いましたが、返信内容がとても親切で丁寧だった事を覚えています。

ここなら信頼できるかもしれない。そう思って連絡を待つことにしました。待つこと数日。忘れもしない金曜日の早朝に電話がかかってきました。

何をどのようにお話ししたかは覚えていませんが、美佐子さんが時々優しく相槌を打ちながら一方的にしゃべる私の話を黙ってゆっくりと聞いてくれたことをはっきりと覚えています。評判の意味が分かったとその時思いました。

 

母乳外来では、都度の記録が残せる写真付きりんごノートを用意してくださったり、娘につけている愛称を同じように呼んでくれたり、全く痛くないマッサージだったり…

助産院(助産師)のイメージが一変しました。美佐子さんはもはやトレードマークのツーブロックの髪形などからして一見アバンギャルドな印象ですが、中身はびっくりするほど生真面目です。そして悩めるお母さん達を救おうと様々な角度からアプローチして常に勉強されているように感じました。

そしてその内容を必要あらば惜しみなく教えてくれ、押し付ける事もありません。

 

乳腺炎など紆余曲折ありましたが、いつの間にか私の希望であった完母育児が出来るようになり、信頼できる相談相手も出来て心に余裕を持って子育てが出来るようになりました。

どうしてこの助産院には人が集まるのか、それは美佐子さんの人柄に尽きると思います。

美佐子さんに出会えた私は本当にラッキーでした。

また、助産師としてだけでなく、人として魅力的なので、その考え方や思考に触れていたいと思うのです。

 

今も悩み苦しむお母さん方が一人でも多くりんご助産院と出会える事をお祈りしています。

 

りんご助産院

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