私は長男の時も母乳が思うように出ず悩み、りんご先生にお世話になりました。
初めての育児でかなり神経質になっており、完母にこだわっていた私でしたが、りんご先生のアドバイスやケアを受けるうちに、「母乳だけじゃなくてもいいやん。ミルクと混合でもちゃんと成長してるならそれでいいやん。」と考えられるようになり、勝手に背負っていた肩の荷を下ろすことができ、気持ちが本当に楽になりました。
また先生からはおっぱいのことだけにとどまらず、離乳食や栄養のこと、育児のこと、女性の体の変化のこと等々、本当にたくさん教えていただきました。そして長男の卒乳の時には、また次の子供ができたらよろしくお願いしますと言って、りんご助産院を後にしたことを覚えています。
そして次男が産まれたのは妊娠25週でした。
突然の出産であったため、気持ちの整理がつかないまま退院となりました。そこから4ヶ月間母子分離の状態が続きました。
次男出産後は直母ができない状態であったため、搾乳だけで母乳は出るだろうか。そもそも直母ができるようになるまで成長してくれるのだろうか、などと不安いっぱいの中での退院でした。
私は退院したその日にりんご先生の母乳外来に電話をしました。先生の声を聞き、「早いほうがいいね。いつ来れる?」と言ってもらった瞬間に、本当にほっとしたと同時に「またりんご先生に会えるんだ!」と嬉しくなりました。
次男入院中は搾乳をして病院に運ぶ日々でした。超低出生体重児だったため、初期の頃は1回に注入される母乳量はほんの数㎖。それでも人工ミルクよりも母乳のほうが消化が良く、赤ちゃんへの負担も少なくなるため、必死に搾乳をしていました。
搾乳しながら時には「直母ができたら楽やのにな。なんでちゃんとお腹で育ててあげられんかったんやろ。」と自責の念に駆られ、気持ちが落ち込むこともありました。
また搾乳も3時間毎にしなくちゃと思っていた私に、「しんどい時は無理に3時間じゃなくてもいいよ。(夜に)5時間寝ちゃったとしても、よく寝た~って思ったらいいねん。ママがストレスを感じてたらおっぱいも出にくくなっちゃうよ。」と常に私の気持ちに寄り添っていただき、タイムリーにアドバイスをもらえたことで、前向きに搾乳ライフ、おっぱいライフを送ることができました。
最初は両手のひらにおさまるくらい小さかった次男。
最初に医師から告げられた様々なリスクを、たくさんの人や医療に支えながら1つずつ乗り越え、着実に大きくなっていく姿から、生きる意志・力・神秘を感じました。
そして母乳外来に行く度に
「抜管できて初めて泣き声を聞いたんです。」とか
「まだ呼吸が安定しなくて酸素ついてるんです。」とか
「やっと直母ができるようになったんです。」などと、
良きも悪きも1つ1つりんご先生と共有することができ、
「すごいよな~。良かったよな~。」と言えるまでになれたこと、無事に卒乳まで来られたことに本当に感謝しております。
現在1歳3ヶ月になった次男。体重も成長曲線平均の少し上をいくぽっちゃりさんです。